国際結婚夫婦の韓流日記@ブリスベン


by Ichurch_Taka77
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韓国のヒーロー、巨人イ・スンヨプ



さて、先週末からお待ちかね、WBC(世界野球)が始まりました。 

「野球って何?」って言われるではないかと思うくらい野球には関心のない、

ここオーストラリアにいると余計に野球が恋しくなります。 ご存知のとおり、

奥さんは韓国人。 さあ大変、アジア予選と今日(9日)にある1・2位決定戦

で日本と韓国が激突します。 

“もちろん”お互いはお互いの国を応援するので、そりゃもうこんな試合

がある日は朝から大変です。(笑)


そして、その韓国、日本そして、野球と言えばこの人、イ・スンヨプです。 

残念ながら今回のWBCへは出場辞退したとかで、出てはいませんが、

彼が残した日韓への功績は大きいものと思います。 



この話は去年の9月に奥さんの実家であるプサンに行った際の話ですが、

プサンまでは、じつに飛行機で2時間弱のまるで日本国内線のような旅です。 

それでも、国際線なので、きちんと食事もでる。 この短時間でサービスしなければ

ならない添乗員の方たちも大変である。 

そして、2年ぶりのプサンに降り立つと真っ先

に気づいたのが、プサン金海国際空港ががらりと変わっていたことである。 



プサンは“これでも”韓国第2の都市。

日本でいうなら大阪にあたる都市であるから、

さぞかし空港も関空とまでいかなくても、伊丹くらいのものを期待する方

もいるでしょうけど、実際は四国か九州あたりの空港とさほど変わらないのです。(笑) 

高知空港は出発ゲートが2つしかないのですが、

なんとプサンの空港も以前はゲートが2つ。 

しかも国際線のゲートが2つである。 そして、笑える事が、空港なのに、

まともなレストランもなくサンドウィッチやホットドック

しか売っていないような売店しかなかった。 

四国や九州の小さな空港でもレストランくらいはあるのに。 

そんな韓国第2の都市にあった“田舎空港”がこの2年で第2の都市らしい

空港へと変身していた。 出発ゲートも増えて、確か6つくらいはあったし、

レストランも2,3つはあった。 なにより、1階しかなかったのが、

2階建てになったのが大きな驚きであった。(笑) 



そんな大変身をとげたプサンの空港であったが、プサンの街中も

この2年で大きな変化があった。 新しい店が出来ている事はさることながら、

驚いた事に、街中のTVでは、あの韓国のヒーロー、イ・スンヨプが出場している

日本の巨人戦を放送していることである。 プサンには、小さい出店がたくさん

あるのだが、そんな出店のレジの横に置いてある小さなTVで、店長らしいおじさん

が熱心に日本の野球、巨人戦を見ているのである。 

もちろん目的はイ・スンヨプである。 



それはもうまるで、日本中が盛り上がってイチロー

が出場しているメジャーリーグ中継

を見ているかのようであった。 

街中をちょっと奥に入って住宅街のある小さな道にある、

絶対に観光客なんかこないような、やおやのおじさんまで熱心に

日本の巨人戦を観戦していたのだ。



画面は見慣れた日本の野球中継であるが、

当然アナウンサーはその映像を利用して

韓国人のアナウンサーと解説者が実況中継をしている。 

そして、TV画面に出ている文字もハングル文字である。


俺は韓国語ができないので、

アナウンサーが言っている事もTV画面になる文字も分からないので、

どっちが勝っているというのがわからない。 


左上にあるスコアを見ても読めるのは数字だけ。 

野球は大好きであるが、俺は中日ファンなので、

他球団の中堅選手の名前を知らない。

だから、選手の名前と成績が画面の下にでても読めるのはやはり、

打率“であろう”数字だけ。 ここは、頭を利かせて、ユニフォームを見て、

ホーム用のユニフォームかアウェイ用のユニフォームかを見てどっちのチーム

が先攻・後攻になっているのかを判断してから左上の数字を見る。 

野球の決まりで、ホーム・チームは後攻となっているので、

これで、巨人が勝っているのか負けているのかが分かる。 

さすがに、選手の名前はわからないので、

選手がバッターボックスに入る際の場内アナウンスを“集中”して聞くという、

少々、忍耐と分析力が必要な野球観戦となった。(笑)



しかし、その画面を見ていて、どうしても“想像”ができない箇所がある。 

それは、通常、試合のスコアを表す画面左上にあるチームの名前と点数の

“更に上”に何やら、1文の記載があるのだ。 そのイニング情報(7回の裏など)

かと思ったが、それはすでに記載されているし、

その1文は文字と数字が混ざっている。



何をどう想像しても、この1文が何を意味するのかが分からなかった。 

そして、奥さんの実家にて家族団らんで巨人戦を観た際に奥さんに聞いてみた。 

すると驚く事を聞いた。



なんと、このスコアの更に上にあるこの1文、“イ・スンヨプ速報”であった。 

その試合に彼がどのような成績を残したかが記載されているのである。 


例えば、「4回の表に2ランホームラン」など。 それは、もうイ・スンヨプ

のためだけに放送されているようなものである。



ここまで話すと日本の野球に詳しい人なら「では、イ・スンヨプが2軍にいた

際はどうだったの?」と疑問に思うであろう。 奥さんの家族の方に聞く限りでは、

放送はなかったようである。 韓国人は韓国人選手がでてなければ、

海外のスポーツは見ないらしい。(笑) 淡白明快な応援である。



この国民的ヒーローになっているイ・スンヨプ選手、アジアのホームラン王

(アジアの、プロ野球の歴史の中で一番、年間ホームランを打っている)

として、日本の巨人と大型契約をした。(最初の契約は、日本のロッテ。) 

メジャーリーグに行ってもおかしくないくらいの選手であったが、“なぜか”日本

の巨人と契約したのであった。 4年間で30億円という破額の契約をしている。 

おそらくメジャーよりも高い提示であっただろう。 

では、巨人はなぜそこまでしてイ・スンヨプを手に入れたかったのであろうか?



ここまで読まれたみなさんならなんとなくその答えが分かりますよね。 


そうです、イ・スンヨプが巨人にいるだけで得られる“経済効果”です。 


その昔、イチローがシアトル・マリナーズに移籍した際に、シアトル市に及ぼす

経済効果は、数百万ドルにもなると言われました。 

そして、なんとシアトル・マリナーズは“過去5年で最も利益をあげた球団“

になったらしいです。 メディアでチームメイトとの仲を報道されていたり

もしましたが、球団は絶対に手放さないでしょうね。  


それと同様に、彼が巨人にいると、韓国メディアから放映権、グッズの販売、

観客動員数に大幅に好利益をもたらします。 

イチローほどの経済効果ではないでしょうが、野球離れが進みつつあった日本

の野球界、巨人の視聴率も下がっていた矢先のイ・スンヨプ移籍話。 


巨人もうまいビジネスを展開したものです。 俺は、巨人は好きではないが、

イ・スンヨプにはがんばってもらいたい。 彼が活躍すれば、韓国人の

日本野球への熱は更に増えるであろう。 おそらく今の韓国ではメジャーリーグ

の放送はないと思う。 今回韓国にいた際に毎朝見た、地元のニュースには、

日本の野球の事はでていたが、メジャーリーグの話は出ていなかった。 

俺の記憶が正しければ、2008年シーズンを通じてアメリカで1年間、

1軍で活躍した韓国人選手はいなかったような気がする。 

イコール、韓国人はメジャーリーグを見ないになる。(笑) 


韓国人の奥さんをもらった身として、イ・スンヨプに活躍してもらい、

日韓の架け橋となってもらいたい。



韓国のTVで彼を見ていて、そう感じた。




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by ichurch_taka77 | 2009-03-09 19:04 | 韓流議事録@韓国・日本