国際結婚夫婦の韓流日記@ブリスベン


by Ichurch_Taka77
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消火作業が先か?  出火原因追及が先か?




私のオーストラリア人の友人でPrison Fellowshipという

非営利団体のクイーンズランド州支部の運営を任されている人がいる。 

40歳なかばくらいの彼は80年代、宣教師として新宿に数ヶ月住んだ事

があるらしく日本人にはとてもフレンドリーである。 

その新宿滞在中、日本の物価が“そこまで”高いとは知らずに

宣教師団体からは十分な食費を持たされずパンにベジマイト

(オーストラリアに住んでいる人ならご存知、国民的食にもなっている

ジャムのようなもの。 主にパンにつけて食べるが決して甘くはなく、

何味と説明するのが苦労するくらい特殊な味である。)

をつけて毎日を過ごしたという笑い話をしてくれた。 

まあ、日本の物価というより新宿なんぞに滞在したのが運

が悪かったのであろうが。(笑)



このPrison Fellowshipという団体の活動内容というと、

英単語を読んでで字のごとく牢屋にいる人に宣教する団体である。 

悪い事をして牢屋に入った人を聖書を使い改心させようというもの

である。 驚いたのがただ単に宣教するのみならず、

彼らが牢屋から出た後のサポート、住居の手配、仕事の斡旋、

なんとこずかいまで場合によってはあげているというから、

その活動を仕事にしている彼らには頭が上がらない。 

彼らの活動がうまくいき牢屋に行った人が改心してくれれば、

それはさぞかし良い世の中になるであろう。 


ここまで聞くと、とても苦労が多いがやりがいのある仕事のよう

に聞こえる。 


が、私は彼には直接言わなかった・言えなかったが、

“加害者の心配をする前に、被害者どうなる?”である。

牢屋に入った人々は"何かの理由“があって入っているのである。 

彼らによって被害を受けた人は牢屋に入った人達以上に、

そして誰より先に助けが必要なのではないだろうか。 

残念な事に、どこの国でも、日本でもアメリカでも、牢屋の管理費、

強制プログラムなどには、政府は十分なお金を使うが、

被害者の為のプログラムやサポート団体には十分なお金

を使っていないように思われる。 被害者とは読んで字のごとく、

”被害を受けた人”である。 真っ先に助けが必要なのは彼ら

なのではないだろうか。 政府が十分なサポートをしていない

からこそ、こういう団体の出番だと思うのだが、

どうやら、火事があっても火を消してその後のサポートをするより、

その出火原因をつきとめ、さらなる出火をさせない事

を優先しているように見えてしかたがない。 


もちろん、私の友人がやっている事に対して文句を言うつもりはない。 

そればかりかすばらしい事だと思う。 


しかし、私が言うような被害者をサポートする団体・政府主体

のプログラムの数が加害者をサポートするものより

あきらかに少ないのは残念である。 


それに気づいている政治家はいないのであろうか・・・・・




Prison Fellowshipのホームページ:

(ここをクリック)
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by ichurch_taka77 | 2010-05-13 20:23 | コラム