国際結婚夫婦の韓流日記@ブリスベン


by Ichurch_Taka77
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DF (ディフェンダー) というポジション



さて、南アフリカで行われているFIFAワールドカップサッカー

は出場国の最初の試合が全て終わりこれからそれぞれの2試合目

の対決に入る。 あまり期待をしていなかった日本が勝ったり、

誰もが勝つと思っていた強豪スペインが、守備を重視したスイス

に負けたり、今回も楽しいひと時を過ごさせてくれている

トーナメントとなっている。



今回はそんなサッカーの話だが、みなさんは学生時代にサッカー

をやっていたという友人が、ポジションはどこをやっていたという

質問に対し「DF(ディフェンダー)」と答えたらどう思うであろうか。 

当然、サッカーと言えばFW(フォワード)の方が響きがよく、

かっこいいであろう。 

私の勝手な意見かもしれないが、おそらく一番響きが良いのがFWで、

一番響きが悪い、そして目立たないのがDFではないだろうか。



実は私、小学校2年生から5年生まで千葉県の地元にできたばかり

の少年サッカーチームにいた。 今では県内の強豪にまでなっている

らしいが当時はできたばかりもあり、たいして強いチームでもなかった。 

そんなできたてチームにて私のポジションはDFであった。 

自分で言うのもなんだが、私は運動神経はある方だと思う。 

しかし、当時私は蓄膿症があり週に1,2度は耳鼻科に通い治療

を受けていた。 鼻はいつも鼻汁で詰まっていて、

冬なんか大変であった。 そのせもあったのか、マラソンはいつも

思うように走れなかった。 なんせ鼻からの呼吸がうまくできないので、

当然、長時間走り続けると呼吸が乱れてくる。

そんな私を監督はDFにした。 


当時、ちょうどあの人気サッカー漫画、「キャプテン翼」

の連載が始まった頃である。 小学校では昼休みになるとみんな

外にでてサッカーなどをしていたが、漫画の影響であろう、

“当然”みんなFWである“翼くん”になりたかった。 

もちろん、私もその1人であった。 翼くんの得意技でもあった

“ドライブシュート”だとか言い、遠くからシュートを放っていた

ものである。 

(注:野球で言うフォークボールのように縦に落ちるシュート。

“漫画”ではゴール上空から落ちるようにゴールにつきささる。(笑))


そんな背景もあり当時、小学生であった私の頭の中での理解は、

「足が速くゴールを決めれるやつがFW, 

1試合中マラソンランナーのように走り続けれるやつがMF、

ドッジボールが得意なやつがキーパー、

そして、やるポジションがなく“あまったやつ”がDF」と思っていた。 

少なくとも私が所属していたチームや試合相手の連中を見ていると

そう思えてならなかった。 何度か監督やコーチにFWやMFにしてもらう

ように頼んだが返ってくる返事を当時の私はまるで理解ができなかった。


「何を言っているんだ! 君がDFをやらず、誰がうちのチーム

のゴール前を守る!君はDFのエースだよ!」 

この言葉を言われた事を20年以上もたってまだ覚えている。 

そして、その言葉を全く理解できず、逆に悲しんだ当時のフィーリング

も同時にまだ覚えている。


この言葉を理解したのははたして何歳の頃であっただろうか。

サッカーのフォーメーションを良く理解し、あれこれ本を読んだり

ネットでそれ関連のページを見るようになった20台半ばの頃では

なかっただろうか。 当時の私からすればDFは“あまりもの”、

“何もできないやつ”のポジションであるのに、

なんで監督やコーチが私を“あまりもの”として絶賛するのか全く

理解できなかった。というより、その“あまりものエース”とでも

思っているのかとも思い少々の怒りもあった。

(ようするに、2,3流の下級人間の中では、ベストのやつ)

そんな“おもしろくもないポジション”をやっている私、

試合だって楽しいものではなかった。 

おそらくそんなふてくされた気分でやっていたせいであろう、

監督やコーチ、相手チーム、そして両親が「今日はナイスプレー

がたくさんあったね」とほめられても何を言われているのか

100%理解できなかった。 私からすれば、「俺は翼くんみたいに

ゴールを決めた訳でもないのに何を言っているのかこの人たちは」

といつも頭の上に?マークが飛んでいた。

確かに今でも、県内の大きな試合で、しきりに相手チームのFW陣が

「あいつには気をつけろ」と私を指差していたのを覚えている。

その場面だって、それは普段おとなしい私が試合では人が変わり

ラフにタックルしていたのを恐れているだけであろうと思っていた。

なんせ、私は“あまりもののDFくん”であって翼くんではない。

人から絶賛される理由なんて何もないわけである。


そんなおもしろくもないスポーツに私は嫌気がさしてきて、

もともと野球が好きであった私のところへ親しい友人から

少年野球チームの誘いがきた。 


「石の上にも3年」の私の両親の教えにも従い3年たった

小学校5年生で親からサッカーをやめてよい許しをもらいチームを去り、

いざ野球チームへ入った。小学校6年生と中学で野球をやった。 

そして月日が流れ、私はプロゴルファーを目指し高校からアメリカ

へ渡った。 アメリカの学校の部活は、日本のように1つのスポーツ

を3年間やるのではなく、季節に応じてそれぞれ部が開催され、

トライアウトにより選ばれた人のみがそのスポーツをする事ができる。 

よって卒業までに3,4つのスポーツを経験する事ができる。 

私が通っていたオレゴン州の高校は運動には力をいれておらず、

こじんまりとした部が多かったが、一応サッカー部もあった。

時は1990年。 当時のアメリカはサッカーって何? というくらい、

それはちょうどクリケットを知らない日本人のように超マイナー

なスポーツであった。 サッカーを経験している私は、

部のトライアウトに全く問題がなく受かるばかりでなく、

なんと、なんと、あの小学校の頃、あれほどあこがれた翼くんの

ポジション、FW。 しかもセンターフォワードのポジション

を手に入れたのであった!!  


高校時代の私はまさに翼くんそのものであった。 

ドライブシュートこそできなかったが(笑)ポイントゲッター

としてチームの中心人物になれたのである。


上記のように当時のアメリカ、サッカーをやるアメリカ人なんてごく

稀であった。 周りの強豪高校のサッカー部員は当然のごとく

南米やヨーロッパからの留学生でしめていた。 


そんな私のチームであったが、ここでも私が小学校の頃いだいていた

「サッカーポジションの方程式」どおりのフォーメーションであった。


FWにはサッカー経験のある私とクラスメイト(アメリカ人)

つなわちボールを蹴ることができる人、MFには冬にはマラソン部

に所属するやつら、キーパーには、ドッジボール部はなかったが、

バスケットボール部に所属する背が高いクラスメイトがそれぞれつき、

“やっぱり!!”というべきか、私が小学校の頃から抱いていた思い

を証明するかのように、今回サッカーをやるのが初めてという連中ら

がDFのポジションについた。 


目的があった高校留学というせいでもあろうが、

とにかくアメリカの高校、特にサッカー部活動はとても楽しかった。 

夢がかなって翼くんになれたのが大きな要因であろうが試合で得点

を決めた際は、なんだか自分がワールドカップの代表にでもなった

ような気分であった。 

もちろん、それが私が公式戦で奪った生まれて始めてのゴールである。


そんな楽しかったアメリカの高校時代のサッカーであったが、

月日が流れて私は20代の半ばを過ぎた頃、おそらく時は2002年

の日本と韓国で開催されたワールドカップが開催されている頃であろう、

その頃になると“ようやく”アメリカでもサッカー人気がでてきた頃

でサッカー関連の番組、雑誌、本、サイトなどがたくさん出回り始めた。


当然、大人になれば物の見方は子供の頃に比べ大きく変わる。

そのワールドカップブームにて出回っている出版物を読みながら

私はサッカーのフォーメーションなり戦術なりを勉強するようになった。

そうなると当然のごとくあの小学生の頃、頭にあった私の

「サッカーポジションの方程式」が頭をよぎった。 

確かにDFの方がMFやFWに比べて走る量が少なくてすむせいか年齢

が高い選手が代表に選ばれたり、長いプロ生活を送ったりもしている。

(もちろん例外もある)しかし、DFが“あまりもの”のポジション

でないというのをいろいろな出版物を読んで気づいた、

と言うよりそれに気づくのにいったい何十年かかっているのかと、

そんな自分にあきれたりもした。昔に比べてフォーメーション

が多彩になりいろんな場面に適応できる選手を求める現在なら

なおさらの事である。


 
そしてそんな私の人生を回想するかのように、

ふっと頭の中でIF(もしも)妄想ゲームが始まった。



私が小学生の頃に:

IF(もしも)私がDFというポジションをもっと理解し、

自分の天性のポジションだと気づいていたら・・・



IF(もしも)当時の私がサッカーの各ポジションの性質と重要性

をもっと理解していたら・・・



IF(もしも)漫画「キャプテン翼」の主人公、大空 翼くん

のポジションがFWでなく、DFだったら・・・



人生を“ああだったら”とか“こうだったら”なんて後悔するような

センテンスを言いたくはない。 人生は前を見るのみと思っている。 


しかし、この押さえ切れないIF(もしも)妄想をもう一言だけ

言わせてもらうなら。



IF(もしも)上記の3つがIF(もしも)でなく

Was(そうだった)なら・・・・・・



私は野球をやっていなかっただろうし、そうなるとゴルフをやって

いなかったであろう。(野球からゴルフに移ってプロゴルファー

を目指すようになった経緯は後日に) それは確かな事である。 

そして、そうなればアメリカに留学という事は100%

なかったであろう。 

おそらくサッカー留学という名目でヨーロッパのどこかの国へ

行っていたに違いない。


そして、

IF(もしも)私がプロサッカー選手を目指してヨーロッパ

に移り住んでいたなら・・・・・・


今週末、6月19日(土曜日)のオランダ戦の日本代表のDFに

私の名前があったかもしれない。


なーんていうのは、言い過ぎかもしれないが(笑)、

どこかのヨーロッパの国の4部か5部くらいのプロリーグ

に私の名前があったかもしれない・・・・


それは確かなことかもしれない・・・・・



ちょうど私の名前がアメリカの下っ端のプロゴルフツアー

にあったように・・・・



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by ichurch_taka77 | 2010-06-17 20:12 | コラム