国際結婚夫婦の韓流日記@ブリスベン


by Ichurch_Taka77
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ワールドカップサッカー日本、もう一つのベスト4進出



この記事はもう少し早く書くべきであった。

そうすればもっと新鮮味と話題性が増したであろう。


すでにネットのニュースでも話題になっているのでご存知であろうが、

今回のFIFAワールドカップサッカーに日本人の主審と副審

が出場している。 主審の名前を西村さんといい、

副審を相楽(さがら)さんという。共に日本のJリーグで審判

をされている方だが、それと同時に国際試合でも審判を務めている

方々で今回、アジアから韓国人副審と共にアジア審判チーム

として派遣されている。予選では、ウルグアイ対フランス、

スペイン対ホンジュラス、そしてニュージーランド対パラグアイ

の試合にて彼らが審判団を務め、ついこの間のベスト8、

オランダ対ブラジルまで務めた。1大会に3試合以上しかも

こんな上のランクでの試合を日本人が務めるのは初めての快挙である。 


そして彼らの審判としての技量はなかなかのものであると私は思う。 

ネットなどでも評判はそれなりに良い。 そしてというか、やはり、

ベスト4の審判にも選出された。(ピッチに立つ主審でなくサイド

で選手交代などを手伝う第4の審判ではあるが) 

私はこのままでいくと決勝のホイッスルを西村さんが吹くのではと思う。

というよりそう願う。 

残念ながら日本代表チームはベスト16でパラグアイに惜しくも

負けてしまったが、Jリーグにも選手だけでなく、

すばらしい審判がいる事を世界のサッカー市場に示してもらいたい。



審判という職業は「その仕事が好き」だけではできないと思う。 

毎試合、常にバッシングの標的になると思う。ある判定をすれば、

反対側のチームに「それは違うだろう!」と怒鳴られ、逆をすれば、

その逆のチームに文句を言われる。 どうやったってどちらから

罵声を浴びる事になる仕事である。 そして、いくら反則を犯している

からといって(大小含む)その度にホイッスルを鳴らしたり

イエローカードやレッドカードを出しすぎても試合の流れに影響

するし、逆に出さなくてもみじめな試合になってしまうし、

なによりTVで中継されていればTVカメラではスローモーション

ではっきり見えるため、「今のはゴールですね」など再確認ができるが、

ビデオ判定をまだ認めていない現在では、審判の頼りは自分の目だけ

である。大きな1例は少々前にあったイングランド対ドイツ戦であろう。

イングランドの選手がヘディングしたボールはTVのスローモーション

では“明らかに”ゴールラインを割っていたが、審判団の目には、

ラインを割っていなかった。 結果的には4対1で関係ないと言う人

もいるであろうが、前半を2対2で終えるのと、誤審により2対1

で終えるのとではいくらプロ達といえども、精神的に持ち直すのも

厳しいものがあるであろう。 その結果の末の4対1であったと思う、

あの試合は。



今大会、私は、深夜に放送されているにもかかわらず、眠い目をこすり

予選からほぼ毎試合見ている。 西村さんらが審判をするとなると、

必ず見ていた。 審判も人間であるのというより、

プロである彼らにも“理論”というのがあるのであろうが、

審判によりファールを厳しく取る審判やそうでない審判、

後方からのタックルを厳しくとる審判や、試合の流れを気にする審判、

それぞれである。 


私の意見ではあるが、西村さんはどちらかというとファールに

はあまり厳しくなく、試合の流れを気にする人のように見える。

そしてなにより、他国の審判に比べて日本人特有の“繊細さ”

があるように見える。 それが逆に予選でのニュージーランド

とパラグアイ戦では「ファールを取ってくれない」と前半

が終わると同時に両チームの選手が駆け寄って文句をいうシーン

もあった。 しかし、結果を見れば0対0の攻防戦であった

かもしれないが、TVで見ていた人ならお気づきかもしれないが、

内容は見方によっては「子供レベル」の試合に見えなくもない。 


というのも、まず今大会、ファールがもっとも多かった国

はオーストラリア、そしてニュージーランドである。

ニュージーランドにしてみれば、強豪イタリアなど全てを引き分けた

と話題になったが、それは結果の話であってオーストラリアの試合

と共に内容はお粗末なものであったと思う。 


私は現在オーストラリアに住んでいるので彼らの気質というのが

分かるが、この2国の試合はまるで「ラグビーをやっているのと

勘違いしているようなプレー」であった。


ラグビーはご存知、体がぶつかり合うコンタクトスポーツ。

サッカーは肩があたる事はあってもラグビーのようにタックルしたら、

当然だが反則である。この2国の選手は、ボールを奪われると

ラグビーのようなタックルこそしなかったが、

“プロらしからぬプレー”にてボールを奪い返そうとしたり、

それはまるで子供のように“やられたらやり返す”(瞬間湯沸かし器)

のような事をしていた。 反則数がトップ2をこの2国が独占したのも、

うなずける結果である。 西村さんが主審を務めた

ニュージーランド対パラグアイ戦では、乱暴なニュージーランド

の選手の反則に“やり返す”と言わんばかりにパラグアイの選手

がやり返し、それに対しニュージーランドの選手が更にやり返す、

という内容に見えた。それを西村主審は試合の流れを重視したのか、

よっぽどの反則以外は取らなかったのである。 

それに対してのあの前半終了後の両チームからの苦情であろう。 

確かに「え!今の反則とらないの?」というプレーは何度かあった。 

しかし、よーく見るとそれは明らかに“仕返し”のプレーというより、

“仕返しの仕返し”に見えそれを反則にして試合を止めていたのでは

試合がつまらなくなってしまうのは後から録画した試合を再度見ても、

一目瞭然であった。 “これは反則を取らなければいけない”

というものはしっかり取り、そうでない低レベルの子供プレー

の反則はスルー、そうする事により試合の流れを失わない。

西村主審のあの試合運びはまさにプロの審判の仕事だったと私は思う。 


そしてもう1つ彼の仕事でほめたいのは、審判ならあたり前であろうが、

彼らが審判を務めた全ての試合は「片方のチームに偏りがなくフェアー

な審判」であったという点である。 

これは私の意見にすぎないであろうが、サッカーの試合を見ていると

「今日の審判、こっちのチームよりじゃない」と思う事がたまにある。


あのベスト16の際の日本対パラグアイの審判だって、

私が日本を応援していたからというのではなく、

あきらかにパラグアイ人選手をみる主審の目と日本人選手を見る目

は違っていた。 パラグアイの選手が審判に詰め寄り文句を言っても

ついにイエローカードをもらう事はなかったが、

なんと日本人選手は2度もらっていたと記憶している。 

それも、パラグアイの選手は審判の目の前で大声で叫んでいるのに対し、

日本人選手は遠くからの苦情である。

(まあ、ひょっとして禁句でも叫んだのかもしれないが(苦笑))


それにファールを取る、取らないは、明らかに日本が不利に、

私の目には見えた。 この西村さんの試合を見ているとそんな事

が1度もなかったのである。

これは審判として、あたりまえではあろうが、

最高の事であると思う。

確かに彼は過去にJリーグにて試合中に暴言をはいただの、

なかっただのと話題になった事もあったが、常にバッシング

を受けるのも審判という職業であろうが、

彼の仕事振りを見ていると「すばらしい」としか言葉が出てこない。 


すぐにカッとなるオーストラリアやニュージーランドの選手

やメディアには、彼のよさというがわからないであろうが、

ヨーロッパ人はさすがに理解ができているようで、

彼の仕事の良さを取り上げている記事がいくつかある。 

逆にニュージーランドのメディアがそのパラグアイ戦で西村主審

があまり反則を取らなかった事をあげている。


“なぜ反則にしなかったのか”がこの国の人間には理解ができない

のであろう、というより、ラグビーとサッカーの試合の違い

が理解できないのであろうか、彼らの頭の中は常にラグビー

が中心になっているのであろう。(笑)


今回もさまざまなドラマを生んでくれた大会も、

決勝まであと約1週間である。 その日の報道に、

“日本人初、ワールドカップ決勝の主審を務める”

の文字がメディアの記事に出てくる事を願う。



さあ、ベスト4が始まる!!




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by ichurch_taka77 | 2010-07-06 19:13 | コラム